バスルーム
1. 浴槽・水栓金具
日常のお手入れ
【浴槽】
- お湯のぬくもりが残っているうちに、スポンジに石けんをつけて洗いましょう。長く放っておくと、湯あかがたまって落ちにくくなります。
- 落ちにくい汚れは、浴室用洗剤か住居用洗剤をスポンジにつけて落とし、よく水洗いしましょう。
※FRP(繊維強化プラスチック)製のユニットバスなどの場合、たわしやクレンザーは、キズがつくので使用しないでください。
※ステンレス浴槽はキズに弱いので、掃除は特に慎重にしてください。
【風呂フタ】
- 風呂フタは浴室用洗剤をつけて、やわらかいスポンジで汚れをこすります。水洗い後、風通しの良い場所で乾燥させてください。
- カビが生えたらカビ取り剤をつけこすりましょう。ひどい場合には浴槽の水にカビ取り剤を混ぜ、一晩浸け置きしてから洗います。
【水栓金具】
- 全体を浴室用洗剤で洗いましょう。お手入れの後は水気を拭き取ります。
- 取りにくい汚れは、液体クレンザーをブラシにつけてこするときれいになります。
- シャワーの出が悪くなってきたら、分解して洗います。反時計回りに強く回してシャワーヘッドを外し、スポンジと浴室用洗剤で洗います。シャワーの噴出口は中心のネジを外し、全体の汚れを落とした後、つまようじや歯ブラシを使って穴を掃除します。目詰まりがひどいときには酢を入れた水に一晩浸け置きします。汚れを水で流し、洗剤で軽く洗ってセットします。
- シャワーホースがカビると除去しにくいので、日頃から汚れや水分を拭き取っておきましょう。
【風呂釜】
- 月1回程度、風呂釜専用洗浄剤を使って掃除しましょう。風呂釜のタイプ別に選ぶ洗浄剤が異なりますのでご注意ください。
- 循環フィルターは外して、目詰まりのもとになる毛髪や湯あかを歯ブラシで使って取り除きます。
補修方法
ユニットバスのジョイント部の大きな割れやすき間 | 地下に水が入り込んでしまい、木部の腐りの原因になります。“リフォーム倶楽部オネスト”までご相談ください。 |
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水道管や給湯器の鉄分からのもらいサビ | 付着量が少ない場合は歯磨き粉などで落とせます。サビがしつこい場合は還元型漂白剤をお湯でペースト状にし、塗り付けます。1時間置き、布で漂白剤を拭き取って水で洗い流します。 |
FRP・ポリ浴槽の亀裂 | エポキシ系接着剤を指で埋め込みます。 |
タイル浴槽の水漏れ | 水漏れの原因である、目地のヒビ割れか抜け落ちを探します。ヒビ割れには、建物用防水材を吹きつけます。欠けている場合は、シリコン系充填剤を使いましょう。 ※範囲が広ければ、目地セメントで塗りつぶすほうが、早くきれいに仕上がります。 |
ホーロー浴槽のキズ | サンドペーパーでキズのサビを取って磨きます。よく乾いてから、ホーロー補修剤を塗りこみましょう。はみ出した部分は、固まる前に取り除きます。 |
シーリング劣化 | 劣化した部分を取り除きます。汚れを落としてよく乾かし、プライマー(シーリング下地処理剤)を塗ります。シリコン系シーリング剤でシーリングしましょう。 |
2. 洗い場・天井・壁まわり
日常のお手入れ
- 日頃から入浴後は自分の汚れを洗い流すなど、汚れをためないよう心がけておくと、簡単なお手入れですみます。
- 入浴後は水シャワーを浴室全体にかけ、水分をできるだけ拭き取り、換気扇を回しましょう。カビ予防に効果があります。
【天井・壁まわり、床】
- 天井は水洗いをします。汚れた時は、住居用洗剤を使いましょう。照明器具に水をかけないように注意して洗います。
- 湿気や石けんかすの飛び散りによる壁や天井のぬるつきは、週一回を目安に浴室用洗剤で洗い流しましょう。しっかり水ですすいだら窓やドアを開け、風通しを良くして乾燥した状態を心がけましょう。
- 床のぬるつきは石けんかすや微生物の発生によるものです。入浴後はシャワーでしっかり汚れを流しましょう。週一回を目安に浴室用洗剤で洗います。
- タイルの壁や床のしつこい汚れは、クレンザーと洗濯用粉石けんをつけ、たわしでこすりましょう。
【排水口】
- 目皿をはずしてゴミ、髪の毛を掃除しましょう。
- 2~3ヶ月に1度、排水管用洗浄剤を流して掃除しましょう。
- 詰まった場合はラバーカップで吸いあげます。
【換気扇・浴室乾燥機】
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月に一度はルーバーやフィルターを外してお手入れしましょう。ルーバーは洗剤を入れたぬるま湯に浸け置き市、汚れを取り、しっかり乾かしてから取り付けます。浴室乾燥機のフィルターは取り外し、ホコリを掃除機で吸います。汚れのひどい場合はつけ置き洗いをしましょう。よく乾燥させてから取り付けます。
※機種によって異なりますので詳細は各取扱説明書をご確認ください。
補修方法
カビ | カビ取り剤を吹きかけ、10~15分おき、水で洗い流してください。その後、自然乾燥させます。 |
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カルキのシミ | 浴室用洗剤でこすり落とします。軽く磨いてはお湯をかけ、また磨く、というように根気よく落としましょう。 |
タイル目地のひび割れ | エポキシ系接着剤か、カビ止め兼用の目地用塗料を塗ります。 |
タイル目地の欠落 | 欠けている目地の周辺をはぎ落とします。汚れを落とし、よく乾かします。タイル用ホワイトセメントやシリコン充填剤で埋めます。 |
タイルのはがれ | 同じ大きさ、色・柄のタイルを買ってきます。 ※はがれたタイルが使えるときは、裏のモルタルなどをきれいに落とします。はがれた箇所のモルタルを削り落します。タイル・コンクリート用接着剤をタイルの裏に塗り、押しつけるようにして貼ります。ガムテープで止めるなどして一日おいてください。 |
注)バスルームの補修は、専門知識が必要なことが多いので“リフォーム倶楽部オネスト”にご相談ください。