カビ・ダニ
カビやダニは、ぜんそくやアレルギーなど健康を害する原因と言われています。発生を抑えるには栄養分を与えないこと、そして温度と湿度の管理が大切です。日頃から積極的な換気を心がけましょう。
1. カビ
防止対策
- 入浴中はもちろん、入浴後もしばらく換気して、天井や壁などの水滴が残らないようにしましょう。
- 戸はいつも閉めて、他の部屋に湿気をもらさないようにします。
対処法
- 発生したら、薄めた中性洗剤にひたした雑巾をかたくしぼり、よく拭いた後でドライヤーなどで乾燥させます。また、防カビ剤は短期的なら効果があります。
2. ダニ
- 高温多湿を好み、一般的には夏に発生し、活発に活動します。
- 最近では空調が発達し、生活様式も変化したため、住居内でダニが活動しやすく、季節を問わずに発生します。
- ホコリ、フケ、皮脂などをエサにするため、カーペットやたたみ、カーテン、衣類などを不潔にしていると発生の原因になります。
防止対策
- 日頃の掃除で、繁殖を抑えることができます。こまめに掃除をして、室内を清潔にしておきましょう。
- 部屋の中の家具の上にホコリがたまらないように注意し、掃除の時はホコリを立てないよう掃除機で吸い取るか、雑巾などで拭き取ります。
- たたみの上にカーペットなどを敷くのは避けてください。たたみの通気性が悪くなり、ダニの住みかになります。
- 湿度が高くならないように換気、通風に注意してください。
対処法
- 市販の殺虫剤や防虫紙などで駆除します。
※使用の際は説明書にしたがってください。
ハウスダスト
- 室内に浮遊する微粒子のことで、チリ、ホコリ、ダニの死骸、ダニのフン、繊維くず、花粉や胞子、タバコの煙粒子などたくさんの種類があります。いずれも目に見えないぐらいの小さいホコリです。アレルギー症状や、花粉症ぜんそくなどの症状の原因といわれています。
- 最近の住宅は高気密のため、目に見えるホコリは取り除けても、ハウスダストは取り除きにくくなっています。カビ、ダニの繁殖を抑えること、換気してハウスダストを室外に追いだすことなどが大切です。