トイレ
日常のお手入れ
- トイレの汚れは放っておくと、尿水成分と、空気中の炭酸ガスが結びつき、「尿石」というガンコな汚れに変化します。気づいた時にはすぐお手入れ、を心がけましょう。
- 汚物を分解するバクテリアが死滅したりすると、浄化槽から悪臭が発生します。薬品等を流さないようにしましょう。
- 浄化槽のニオイが気になる場合は、酸素微生物(市販)をぬるま湯に溶かして便器に流し、一晩置きます。
【便器】
- 汚れた時は、すぐにペーパーなどで拭き取っておきましょう。
- 週に1~2度トイレ用洗剤をつけ、ブラシでこすりましょう。ニオイの原因となりやすい、便器のフチやフタのネジ部分も歯ブラシなどを使ってきれいにしましょう。
【便座】
- 使用後はトイレ用クリーンペーパーなどでこまめに掃除します。
- 月に一度は洗剤拭きでお手入れします。汚れ部分に洗剤をかけ、しばらくおいた後ブラシやスポンジで軽くこすり落とします。
【機能付き便座】
- 機能付き便座はコードがねじれてないか、接続部分に緩みがないか確認します。
- 水で濡らした柔らかい布をじゅうぶんに絞り、住居用中性洗剤を含ませて、タッチパネル操作部を拭いて掃除します。細かい部分は割りばしに布を巻き付けたものや、綿棒に洗剤を含ませて汚れを取り除きます。
- 機能付き便座は電子部品が入っているので水をかけないでください。
- 脱臭機能付き便座は脱臭力セットにホコリが付くと脱臭効果が低下します。脱臭吸込口のホコリを掃除機で吸い取り、さらに歯ブラシで詰まりを取り除いてください(脱臭力セットの寿命は7年程度です。)
※機種によって異なるため、各取扱説明書をご確認ください。
補修方法<便器>
ぐらつき | 便器と床をとめつけているネジを締め直します。 |
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詰まり | まず止水栓を締めてからカバーラップで詰まりを取ります。一回で直らなければ数回繰り返します。詰まりが取れたようであればバケツで少しずつ水を流し、流れている事を確認します。透明ビニールシートやゴミ袋の中央に穴を開け、ラバーカップの柄を通して作業すると水はね防止になります。 |
日常のお手入れ
【タンク】
- 手洗付きタンクの水あかなどは、トイレ用洗剤やクリームクレンザーで拭き取ります。
【パイプ】
- パイプなど金属部分は柔らかい布で拭いてください。湿気が付いたまま放置すると、サビの原因になります。サビが出た場合、クレンザーを使わず市販のサビ取り剤で落とした後、防サビ剤を塗っておきます。
【床】
- 床飛び散った尿はニオイの原因になるので、忘れず拭き取りましょう。すぐに拭き取れば、洗剤を使わなくても落とせます。
- クッションフロアの場合は、修正洗剤をつけて拭きます。その後必ず水拭きをし、洗剤分を落とします。
- タイルの場合、汚れのほとんどがカビです。洗剤を薄めてブラシでこすってください。それでも取れない場合は、塩素系漂白剤を流してしばらくおき、水を流してタワシでこすります。
塩素系漂白剤とトイレ用酸性洗剤は、混ぜると有毒ガスが発生して危険なので絶対に混ぜないでください。
補修方法<タンク>
水が止まらない | (1)浮きゴムにゴミが付いて、すき間ができていないか確認します。ゴミで水が漏れているのであれば、ゴミを取り除きます。 (2)タンクの底の浮きゴムを確認し、摩耗していたら新しいものと取り替えます。 (3)浮き玉のセッティングが高すぎないか確認し、浮き玉の支持棒を調節します。 (4)ボールタップのパッキンの劣化を確認しましょう。 (5)鎖がよじれていたり、浮き玉がはずれたりしていないか確かめます。 |
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水があるのに水が出ない | 鎖が切れている場合は交換しましょう。また、鎖がたるんでいるときは調整します。レバーとレバーの心棒の緩みを確認し、緩んでいれば締め直します。 |
水がたまらない | 浮き玉を確認し、ひっかかって下がらなくなっていたら、取り付け位置を調整しましょう。 |