雨どい・軒先
1. 雨どい
日常のお手入れ・点検
- ゴミや落ち葉が詰まっていたら、すみやかに取り除きます。年に2~3回定期的に掃除しましょう。
- 集水器のゴミや泥は取り除き、軒どいにこびりついた泥を竹ベラなどで落とし、小さなチリぼうきで掃き集めて捨てます。掃除が終ったら水で洗い流します。
- 接続部分のすき間、金具の緩み、はずれ、割れがないか点検しましょう。
補修方法
とい受け金具の緩み | <板張り壁など木部の場合>木工用パテを穴に詰め、金具を固定します。新しい金具に取り替える場合は穴を木工用パテなどで埋め、別の位置にキリで穴を開けて新しい金具を取り付けます。 <モルタル壁の場合>下地木部に金具を固定し、表層のモルタルとの隙間をシーリング材で埋めます。※とい受け金具が緩んでいるときは、軒どいの勾配がくるっていることがあります。点検して直します。 |
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ヒビ割れ・はずれ | 軒どいの接合部をチェックし、緩んでいるときははずして汚れを落とし、市販の雨どい用接着剤を塗ってつなぎ直します。たてどいのヒビ割れ部分は、補修テープまたは防水テープを巻いて貼ります。ヒビ割れにすき間が目立つようなら、充填剤をつめてから防水テープを巻きます。 ※ひどい場合は取替えが必要です。 |
詰まり | 一方の端に、といの直径くらいの古布を長い針金につけ、といに通して上下にゆり動かしながら引き出します。 |
強い風雨や積雪のために集水器とといが変形、あるいははずれたり、年数が経つとともにとい受け金具が緩んだり、サビを伴うことがありますので注意しましょう。
2. 軒先
日常の点検
- シミやはがれがないか確認しましょう。
- 通風口や有孔板にホコリ、クモの巣がないかチェックし、あれば取り除きましょう。
※通風口や有孔板に向かって放水をしないでください。
補修方法
部分的なはがれ | 釘打ちして押さえ、コーキング材を充填します。 |
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鼻かくし・破風板の色落ち | 同色のペンキを塗ります。 |
雨どいとその周辺の作業は、転落事故などの危険がありますからご注意ください。
※はしごを使うとき、先端には厚い布などをまきつけ、壁や破風、屋根をキズつけないようにしてください。また、安全にはしごに昇るため、人に押さえてもらうとよいでしょう。自分では困難な場合、無理をせず専門業者に依頼しましょう。